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ご家族の方へ

2005年度第4回 家族会報/定例会報告

日 時:2005年5月1日(日)16:00〜17:00
場 所:ハートクリニックデイケアセンター

 

大型連休に重なる日程となったにもかかわらず、19名と、多数のご家族の方々にご参加いただくことができました。診察時間の延長のため、やや遅れて会場に入った浅井先生の簡単な挨拶の後、早速、講演が開始されました。講演は、参加された方に予め配付されたレジュメに基づき、スライドを使用して行われました。

2005年度の試み

ハートクリニック家族会では、自助活動の一環として、ご家族さま同士のグループディスカッションを行っています。ご参加いただいたご家族のみなさまに、自由に現在のお気持ちなどを語って頂く形を基本としていますが、2005年度は、対処技能を中心としたグループディスカッションを行っています。

このようなことを始めた背景には、2005年度第1回(2005年2月7日(日)開催)の家族会において実施したアンケートで得られた結果があります。このアンケートでは、「皆様が日常生活の中で、患者さまとのかかわりにおいて困ること」について、回答して頂きました。その結果、回答には、ある程度の共通性があることがわかりました。回答の集中する項目が多かったのです。ということはつまり、「こころ」のトラブルを抱えた患者さまをもつご家族さまは、同じようなことで困られていることがある、ということと考えられます。そして、多くの方に共通しているということは、言い換えれば、それだけ対処の仕方などについて、多くのアイディアが存在するかもしれない、ということではないか、と考えられるのです。

そこで、ハートクリニック家族会では、テーマとして「対応に困っていること」に焦点を当て、その具体的な場面、対応の仕方などについて、グループディスカッションを行っています。

ディスカッションの方法

さて、一口に「対処方法についてディスカッションする」といっても、漠然としてしまいます。

そこで、ハートクリニック家族会では、次のような手順で、グループを運営することを目指しています。

  • まず、グループを5〜6名の小グループに分け、それぞれに進行役(スタッフ)が入ります。
  • 各グループで、簡単な自己紹介を行います
  • 現在、「対応に困っていること」について、具体的な場面、現在の対処法、対処を行ってみての感想、どうなれば良いと思うか、患者さまの良いところ、などを配付された表に書き込みます
  • 順に、「対応に困っていること」について発表して頂きます
  • 今回は、どの方の「困っていること」について取り上げるか、を選びます
  • 選ばれたテーマについて、可能・不可能は別として、思いついた対処法をどんどん出し合います
  • それぞれのアイディアのメリット・デメリットについて皆で検討します。
  • 物理的・経済的、その他の理由で実現不可能なものを除外します
  • 残ったアイディアに優先順位をつけます
  • 一つ、あるいは二つの案を選びます

 

なぜ、アイディアを出し合うのか?

なぜ、いくつかの選択肢から選ぶ方法が良いのでしょうか?私たちの多くの場合の「困っていること」への対処法は、考えられる解決法のセットをいくつか思い浮かべ、そこから選んで決定する、といったものではないでしょうか。日常的なことに対する解決法のセットを、私たちは大抵、もっているものです。こうしたセットがないとき、私たちは向き合っている「困ったこと」を困難な事態と認識します。ですから、他の人の意見を借りて、解決法のセットを作れることが、アイディアを出し合うことの意味であると言えます。

グループの効果

参加していただいているご家族の中からは、近況報告として、「前回、皆さんから出していただいたアイディアを実行してみたところ、以前よりうまくいくようになった」、「他の方のお話を聞いているうちに、考え方が変わり、気持ちが楽になった」などといったお話が聞こえてきています。

まだまだ、進行役となるスタッフに不慣れな点も多く、なかなか先述したとおりには、グループを運営できているとは言い切れません。しかしながら、始めて日が浅いとはいえ、その成果の芽は、着実にあらわれているようです。

ご参加いただいている皆さまのお一人お一人の、貴重な意見が、他のご家族さまのお力となっています。今後も、スタッフ一同、より効果的なグループの運営を目指して、力を注いで参りたいと思います。 皆さまのご参加をお待ちしております!!

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