No.011〜020
| No. | タイトル | No. | タイトル |
| No.019 | 人前でひどく緊張するなら | No.020 | 自分の気持ちを話して楽に |
| No.017 | 出社拒否、辞めないで一考を | No.018 | 他人の目が異様に気になる? |
| No.015 | ひきこもりとデイケア、SST | No.016 | ひとりでいられないあなたに |
| No.013 | 性的被害、直後の対応が肝心 | No.014 | ひきこもりとデイケア |
| No.011 | 親離れ子離れと家庭内暴力 | No.012 | うつ病以前のプチうつは要注意 |
020 自分の気持ちを話して楽に
うつ病やパニック障害などの精神科的疾患で悩んでいる人へ、まずは自分の気持ちを話すことから始めませんか。
まず病気になると不安が訪れ、腹立ちがわきます。次第に病気にかかった事実を自分では納得しますが、なかなか周囲には話せません。患者会を指す言葉でセルフヘルプがあります。同じ病気を持つ人同士が情報交換をしたり、励まし合うのは非常に効果的。自分たちの気持ちを話せる場所を精神科デイケアでは提供します。苦しんでいるポイント、症状も似ているので、深い共感を互いに抱くことができます。話すことで、勇気づけられ、希望を見出せば、より早い回復につながるケースも。またデイケアでは、医療スタッフの専門的なアドバイスも受けられます。だれよりも自分の気持ちを分かってもらえるには同じ病気を抱えている人かもしれませんね。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 03/10/18
019 人前でひどく緊張するなら
人前で話すのが苦手、いつも胸がドキドキして緊張のあまり、真っ赤になってしまう・・・。 自ら「対人恐怖症かな。」と病院に来る人も多いです。そういう人の大半は対人恐怖症でなく対人緊張が強いと言えます。本当の対人恐怖症とは、自分の身内や初対面の人とは話せるけどちょっとした知り合いになると全く話せない人を指します。
対人恐怖症や対人緊張の強い人は、会社や学校が怖いと言い出すことがあります。そういう場合、精神科デイケアが有効なことも。ほかのメンバーやスタッフらとのグループワークを通じて自分自身に対する肯定的な見方を引き出します。内側から静かに湧き出るような自信を取り戻せるように考えられた、グループセラピーに参加し、人前でも自然に話せるようになります。デイケアは、自然に緊張が和らぐ効果があるようですね。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 03/10/18
018 他人の目が異様に気になる?
みんなが自分の悪口を言っている、変な目で見られている。そんな悩みを持つ中高生、大学生は少なくありません。
放っておくとそのまま引きこもってしまうので、学校に行けなくなり問題です。例えばテレビをずっと見ているようでも実際は自分だけの世界、独特の思想にふけっていたりしたら要注意。その内、周囲と対人関係が正常に持てなくなったり、喜怒哀楽がなくなったりします。投薬だけでなく、症状が出ている中でも人と接することがいち早く正常な状態へと導く場合もあります。こういった症状に精神科デイケアは非常に有効です。いろいろな作業をすることで意欲を引出し、他人との交流を意図的に持たせ、心のリハビリを行います。早めに専門医に相談して適切なケアをすることが大切です。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 03/10/11
017 出社拒否、辞めないで一考を
勤め先での人間関係がうまく行かなかったら、毎日が気重になりますね。
会社でいじめられたり、上司と合わなかったり・・・それが過ぎると出社拒否が進み会社を辞めてしまう若い女性が多いです。しばらくデイケアに来て休むのも一つの手です。教育係的立場の上司とうまくいかない新入社員というパターンをよく聞きます。いつも厳しい言葉、態度で接するのでつらいと訴える人も。その結果、過呼吸症候群や下痢、生理不順、不眠などで苦しむことに。そういう人は会社の上司や先輩、同僚に自分の苦手なタイプを投影してしまいがち。それで対人関係を悪化している人は軽いノイローゼを疑うケースもあります。そんな時は、勤務先を変えても解決にならずむしろ根本から対人関係のあり方を考え直す必要があります。精神科デイケアでは、長い目で対人関係パターンを観察できるので、より早い社会復帰の手助けができます。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 03/10/04
016 ひとりでいられないあなたに
最近「不安性障害」を抱えている20〜30代の女性が増えているようです。
一人で日中家にいると心にぽっかり風穴が空いたような思いがして不安になっていまう。昼間に夫や友達に電話をひんぱんにかけたり、メールチェックをしょっちゅうしないと気が済まないなら問題です。
シングルマザーにも同様の症状を持つ人が見られることがあります。寂しさをまぎらわすためにも子供を学校に行かせず、家に置いておく。このようなケースはいたって重症です。不安性障害は、精神安定剤代わりに他人を必要とする傾向が。だれか人がいれば不安がまぎれるのです。そういった人の治療の一環としてデイケアが有効です。毎日病院へ通ってもらうことで、医師の治療、投薬を集中的に行います。結果、治療が短期間で済む場合もあります。また、同じ病気を持った人たちが集うことで、自分の経験や気持ちが分かりあえ、より早い回復につながるケースもあります。デイケアは、通院や入院に代わるものとして注目されています。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 03/08/30
015 ひきこもりとデイケア、SST
ひきこもりに効果的と注目されている精神科デイケア。具体的にどういった治療をするのかお話ししましょう。
社会的なひきこもりの患者を医師が診察し、治療の一環として行う精神科デイケアは、医師の指示のもと、作業療法士や看護師など医療スタッフとともにリハビリを行います。
デイケアの治療の内で特に効果的なものはといえば、心的なグループワークとしてSSTがあげられます。言葉のやりとりやコミュニケーションという人本来が持つ社交技術を復活させます。患者の多くは、言葉の受信・送信機能が弱く、喜怒哀楽の表現が平坦化しているのが特徴。人の言葉を悪意を持って受け止めたり、妄想的に解釈しがち。また、患者自身の発する声もボソボソと小声で表情も乏しいです。喜びや怒りなどの表現を教え、自然に自らの感情が出せるように治療していきます。
デイケアにもさまざまな種類があり、日中だけでなく最近は夜まで患者を預かってくれるデイナイトケアもあります。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 03/08/30
014 ひきこもりとデイケア
ひきこもりになるとどんな症状が現れるのでしょうか。
まずは時間感覚がなくなります。この状態が続くと周りに気を使えなくなり、身だしなみにも注意が行き届かなくなります。手足がしびれ、体のあちこちに不調があるように誤認してしまうと重症です。
ひきこもりには医療ケアが必要です。そういった人に今、精神科デイケアが注目されています。まずは終始家にいる患者を外に出すために毎日病院に来てもらいます。家族や医療スタッフと相談しその日の目標を設定します。社会的なひきこもりの場合、家を出て、家族以外の他人と接することが、一番効果的。朝出かける場所を作ることで規則正しい生活が送れ、昼夜逆転の毎日から普通の状態に戻せます。治療、投薬、社会的な場所で患者が過ごすこと、この3本柱で完治を目指します。毎日緻密(ちみつ)な記録を取り、患者を診療できることで、ほぼ入院と同じ効果があります。
家族にひきこもりかなと思う人がいたら、こうしたケアがあることを知っておくと心強いです。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 03/08/23
013 性的被害、直後の対応が肝心
開放的な夏、薄着の若い女性を狙った性的被害が報道されることも。
不幸にも被害にあった時はただちに警察に通報するとともに心のケアが大切です。下校時に痴漢に襲われた女子中学生が相談に来ました。母親は、彼女より路上に置き忘れたバッグの心配をしてしまったそう。被害を受けた直後の対応が大切です。まずは子供の心と体のことを気づかってください。こうした経験をした子供は同じ道が通れなくなり、表に出ることが苦手に。親子関係もうまくいかないまま、恋愛面でも問題がでたりします。
「恋人と親密な関係になった時、フラッシュバックがおこり、事件を思い出してしまうのです。PTSD(心的外傷後ストレス障害)の該当と言えます。8割は事件後半年以内に自然に治ります。逆にショックから立ち直ったように見えたのに、悪夢を見たり、ひどく不安がるなら問題です。事件後半年過ぎると症状は慢性化し、投薬でも効き目が現れにくくなります。なかなか言いずらい面もありますが、状況が悪くなる前に相談し、心のお持ちを少しでも軽くしたいですね。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 03/07/19
012 うつ病以前のプチうつは要注意
最近耳にする「プチうつ」という言葉、一体どういう症状を指すのでしょうか?
医学的には、『小うつ病』が近い症状ではないでしょうか。小うつ病は、大うつ病、軽症うつ病、つまりうつ病とまでいえないものを指します。具体的に、(1)夜中に目が覚めてしまう (2)不安 3)食欲不振 4)社会的機能の低下が特徴的な症状です。このうち2つ以上がある場合小うつ病の疑いが濃厚です。患者は、20代と40代が多く、自分の体調ではなく、ほかの家族の問題で病院へ来ることが多いようです。夫の暴力、子供の非行などの話を聞いている内に、病んでいるのは、実は話をしている当人であることが分かる場合があります。
治療については、個人差はありますが、90%は投薬で治ります。最近は眠気を感じさせない副作用の少ない薬が出ています。完治した人が、「今までの人生が変わり、積極的に物事に取り組めるようになった」という声も寄せられています。症状に合った病院を選び、適切な治療を受けることが何よりです。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 03/07/05
011 親離れ子離れと家庭内暴力
いつかは子もまた親となり・・・みんなそのように成長していけばいいのですが、いくつになっても親離れ子離れができない人もいます。母親にべったり依存している若い男性が最近増えていますね。家庭内暴力の相談に母と息子で相談に訪れるケースもあり、もっぱら話すのは母親のみという場合がほとんどです。家の物にあたる、暴れる、または家から一歩も外に出ないティーンエージャーの男性でそんな症状を示す人も多いようです。
家庭内暴力の場合、自分よりも体格のいい息子に臆せず立ち向かえる父親であれば解決も早いです。そんな父親の見方を母親がしない場合は問題。母親は夫である父親でなく息子に仕えてしまっているのです。息子は父親が邪魔で母親を自分のものにしたく暴力を。実は暴れている息子を母親が支えているのです。こういったケースは治療がなかなか困難で、息子と母親に父親も交えてカウンセリングを含めた治療をします。家族の問題は家庭だけで解決せず専門家に相談することも必要です。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 03/06/21
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