No.211〜220
| No. | タイトル | No. | タイトル |
| No.219 | いじめによるこころの病 | No.220 | 内気は日本人の美徳なり |
| No.217 | 更年期の心のケア | No.218 | 体の不調とココロのつながり |
| No.215 | ひきこもりの子どもを抱える母親の悩み(1) | No.216 | みんなは上手にできるのに、なんで私は母親失格? |
| No.213 | 花も実もある定年後 | No.214 | 子育ての難所はじょうずに乗り越える |
| No.211 | 子育てストレス、一人で抱え込まないで | No.212 | 結婚相手の親戚付き合い、辛くて仕方ありません |
220 内気は日本人の美徳なり
初めて会う人や好意を持つ人の前で、赤面したり、ドキドキしたりするのは誰にでもあることです。特に日本人は、「謙譲の美徳」「恥じらいの文化」などといって、西洋人に比べて積極的に行動することよりも「シャイなのね」「かわいい」などと好まれることさえあります。
「内気な性格」だけならいいのですが、人前で話すのが怖く、緊張が高じて紅潮、発刊、震え、動悸、どもり、下痢、腹痛などの症状が出たり、家から出られないと人目を避け、日常生活に支障をきたすような場合は「社会不安障害(SAD)」と考えられます。
SADは、脳内神経伝達物質のバランスの崩れによる脳内神経細胞の機能障害。幼い頃に発症し、病気を気付かずに「人見知りの強い子」「性格の問題」とされ、我慢して過ごしているケースもあるとか。SADは、薬物療法と認知行動療法で不安感を軽くしていきます。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/04/26
219 いじめによるこころの病
この記事は、「No.208 小学生いじめについて」から続き、いじめによる子どものこころの病についてお話します。
こどもの場合、病気のサインが大人のように明確に表現されないことが多い、というのがポイントです。 例えば言語的に発達している女の子のグループを除けば、「ゆううつ」という言葉が子どもたちにはわかりません。ピンとこないのです。こどもの場合、「ゆううつ」に相当するのが「だるい」ということです。「だるい」「かったるい」というのが子どもにとってのこころの病気の兆候です。また、「何となく元気がないなあ」という印象がある場合、体の病気ではないかチェックすることが必要です。そのサインを見逃さないことが大切です。体の病気でなければ、こころの病である可能性があるので心療内科等を受診することをためらわないでください。
子どもは概ね、お医者さん、病院嫌いですから抵抗するかもしれません。しかし、お腹や頭を痛がる、だるそうにしている、食欲がないということが続くようであればきちんと説得して病院に連れて行くようにして下さい。子どもがどうしても受診をしない場合もあります。その場合には親御さんだけでも相談して下さい。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/04/26
218 身体の不調とココロのつながり
「なんとなく体がだるくて何をするのもおっくう」「頭痛や肩こりがひどいな」「寝つきも悪いし、目覚めがスッキリしないわ」「おかしいな?食欲がわかないんだ」などと感じながらも、頑張ってしまう。また、せっかくの休みがきてもココロの底からゆっくり楽しめず寝てばかり・・・、あなたは、そんなスッキリしない日々を過ごしてはいませんか?
このように、はっきりした原因が分からない体の不調には、”ココロ≠フ問題が関わっていることも多いそう。人間関係や家族のこと、子育ての悩みなど、なかなか自分では自覚できず、さまざまな体の症状になって表れてしまう人が増えているといいます。
「いったいどこが悪いんだろう?」と考えてみても、解決法が見つからず、「どうしてなんだろう」とさらに思い悩んでしまう・・・、その前に一度専門医に相談してみてはいかがでしょう。イライラすることが多い人をはじめ、めまいやたちくらみなどのさまざまな悩みを抱えた人など、今は気軽に「心療内科」のドアをノックする人が増えているそうです。
あなたの大切な”ココロとカラダ≠フことを、これから一緒に考えていきませんか。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/04/26
217 更年期の心のケア
女性が40〜50代で迎える大きなテーマ「更年期障害」は生理的変化に伴う心の病気ともいわれ、この年代女性の活動力を低下させる要因の一つとなっています。
閉経の前後、約10年間は女性ホルモンの減少によるさまざまな心身の不調が現れてきます。とりわけ、つらい症状でイライラしたり、女性機能喪失による心理的不安で、更年期の心はデリケートで傷つきやすい。さらに将来の不安や、子どもの独立などの「生活環境の変化」が加わって心の病が発症しやすいのです。
でも「これは女性なら誰にでも訪れるもの」「時期が経てば治る」と考えて。過度な心配をせず、症状を乗り越えようと無理をしないで、柔軟に受け入れることが大切です。
この時期は、その後の人生を決める出発点ともなっていきます。自分の楽しみをはじめたり、体力づくりをはじめるのも良いでしょう。
しかし継続的な気分の落ち込みを「更年期だから・・・」と見落としてしまうのは要注意。見逃すと治療に時間がかかり、自身や生きがいまで奪われてしまうのです。更年期障害の治療法は、ホルモン剤補充をとる場合もありますが、抑うつ症状を解消する治療法ではありません。心の病気と同じように心療内科や神経科でケアしてあげることが第一選択。症状によっては、婦人科と平行して治療する場合もありますが、抑うつ症状が解消されれば、のぼせや発汗、頭痛などの自律神経疾患症状も克服することが可能になります。
なによりあなたの”こころ≠ェ40〜50代の自己表現を可能にしていくのです。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/04/19
216 みんなは上手にできるのに、なんで私は母親失格?
子どもがこの春幼稚園。周りのお母さんは素敵に母親業をこなしているのに、私だけ上手くいきません。
こんなお母さんがいました。自分だけが、うまく行かない・・・。そんな思い込みに陥ってはいませんか?例えば幼稚園行事。全て完璧に参加しなければダメ母だ、と考えたりしていないですか。子育ての一方で、仕事で遅い夫の分まで家事をこなす。祖父母が手を貸してくれればまだ違いますが、援助もなく幼稚園行事まで完璧に、というのはとても無理な話です。また、余程親しくない限り、母親同士の情報交換ではわが子の悪い話はしないもの。話を全て真に受けると「うちはどうしてできないの。私は母親失格?」と自分を追い込んでしまうことにもなりかねません。
「完璧でなくていい」小さな子を持つお母さんは、多かれ少なかれ、子育てに奮闘して声の一つもかれるもの。それでよいのです。母親のイメージを美化しすぎてはいけません。イメージに縛られ、自己評価が低くなると心を痛む恐れがあります。しつけのつもりで子どもを叩く手がとまらなくなった等の場合は、すぐ専門医に相談して下さい。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/04/19
215 ひきこもりの子どもを抱える母親の悩み(1)
最近、お子さんが学校や仕事に行かなくなってしまったという話をよく耳にします。
確かに、そういった相談は増えています。3日、4日と休みが続き、それが1週間になると、たいがいのお母さん方は、相当不安になり混乱してきます。学校や仕事に行こうとしない本人に、いろいろ話をきいてみたり、説得したり、果てはどなりつけ、手を引っ張って力ずくで行かせようとすることも・・・。 そういうことをしてはいけないと分かっていながら、ついつい強く当たってしまうことは、往々にしてよくあることです。この行動自体は、正常な反応なのです。
母親にとって、特に大きな息子さんが動けずに家にずっといることは、非常にこたえますから。
ではどうしたらよいでしょう。 家から出ようとしない本人たちは、学校や職場で大きな問題を抱えていると考えられます。行きたがらない原因を調べなければなりません。
子どもであれば、まず学校の先生に相談して、こどもの生活情報を得る、次にまわりのお母さんからも子どもの置かれた状況を把握するための情報を得る、そして最後にそれらの情報を持って専門家に相談することです。
これらのステップを踏めば、解決の糸口が見えやすくなります。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/04/12
214 子育ての難所はじょうずに乗り越える
乳幼児期の子どもを持つ子育てママは、ストレスが原因で、さまざまな心の病気を引き起こす危険性を持っています。特に2才児の子育ては難所だといわれ、幼児虐待がこの時期の親に多いという痛ましい社会問題からも、育児の難しさ、心のケアの必要性が浮かび上がります。
ハイハイから二足歩行を始めるようになるのが2才児の頃。とたんに行動範囲が広がり、色々な物に興味を示すようになります。また言葉が少し話せるようになるので、周りの状況を理解しているように見えますが、まだ脳は発達段階。危険なことを判断したり、物を見て重さがわかるまで理解はしていないのです。試し行動や危険極まりない行動にママはヒヤヒヤの連続、一日中追跡するのも容易ではありません。肉体的疲労や過度な心労が重なり、育児ノイローゼに陥る人もいます。育児に手がかかる余り、家事が疎かになって夫婦不和ともなれば相談する拠り所まで失ってしまう。果てに待っているのは心の病院への入り口のみです。
現代社会の中、一人で子育てするのは容易ではありません。条件さえ整えば、家事の援助をためらわないこと。そして夫と手を取り合って家事と育児を分かち合うことです。
それが難しい場合は心療内科に相談する方法もあります。第三者に相談することで自身の異常に気付き、状況を熟知した医師は容易に理解することができるので、然る後医師は夫や父母と話し合いの時間をとり、周囲への協力を要請してくれます。
また子育て支援センターでは育児相談やあずかり保育など安心のサポートがあります。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/04/12
213 花も実もある定年後
「一生懸命働いてきたのだから退職後は好きなことをしたい」と思っている方に一言。
有能な方ほど、趣味だけの暮らしはすぐに飽きてしまいますよ。世の中の役に立てることが何よりの喜びであるはず。自治会やボランティア活動は自分の力を発揮できますし、歓迎されるでしょう。一番のオススメは非常勤でよいので再就職すること。年金暮らしは先行き不安ですしね。
奥様にとっては、ご亭主が毎日家にいるのにうんざり。何につけ命令口調で、家事をやってくれてもそのやり方でケンカに。ご主人は会社での管理職の癖が抜けないのです。地域のつながりもなくボランティア探しもヘタ。どうぞ長い目で見てあげて下さい。定年は、今までできなかった生活を始めるチャンスと捉えたいですね。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/04/12
212 結婚相手の親戚付き合い、辛くて仕方ありません
結婚直後から憂鬱な毎日。 義母はじめ、相手の親族、親戚との付き合いがうまく行かないのです。
最近は、結婚後すぐに同居するというケースが減っているので、相手の親族と毎日顔を合わせる割合も少なくなっているようですが、盆暮れや冠婚葬祭といった折々の行事には「嫁」の立場で動く機会も多く求められてくるようになります。
そこで痛感するのが生活習慣の違い。茶碗の洗い方一つとっても家風で異なる場合もあり、それが高じると「ついていけない」と反発を覚えることも。一方で「至らないと思われているのでは」と考え込んでしまう。これが心の病気の引き金になってしまう場合があります。
相手方と完全に同化すればうまくいく、という考え方は心の健康には逆効果。あなたをはぐくんできたのは今までの習慣なのです。無理に捨てようとすれば、自分を否定するようになります。大切なのは、どちらの習慣が良い悪いという考えを捨て、しっかりと自分を保つこと。その上で相手方の家風も理解しようとコミュニケーションを図ることです。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/04/12
211 子育てストレス、一人で抱え込まないで
わが子を疎ましく感じ、冷たく当たってしまう時があります。虐待してしまうのではと心配になる。若いお母さんからそんな相談が増えています。子育てに孤立し、精神的に追い込まれている姿が浮かびます。核家族化や都市化を背景に子育てが夫婦二人だけの負担になり、しかも労働力人口の減少で若い世代の仕事量が増えてお父さんは残業続き。結局お母さんだけが育児を抱え込んで悩みを深めるのです。
孤立無援の育児に疲れ果てて、家中散らかったままということもあるでしょう。しかし「だらしない。子どもの面倒くらい見ろよ」は禁物。かといって「いいよ僕がやるから」とさっさと片付けるのも逆効果です。責任感が大きいほどお母さんはその姿に無言の非難を感じ余計に追い込まれます。
「大変だね」の一言が大切。共感は閉じた心を溶かします。その上で、育児の分担などを話し合って負担を減らす方法を考えましょう。ただ、それでも落ち込みが続く場合は、専門医へ相談して下さい。
ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/04/05
| No.641〜650 | |||
| No.801〜810 | No.811〜820 | No.821〜830 | No.831〜840 |
| No.761〜770 | No.771〜780 | No.781〜790 | No.791〜800 |
| No.721〜730 | No.731〜740 | No.741〜750 | No.751〜760 |
| No.681〜690 | No.691〜700 | No.701〜710 | No.711〜720 |
上記以前のバックナンバーは、こちらから選択してください。
