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こころのはなし

No.361〜370

No. タイトル No. タイトル
No.369 新聞の内容が頭に入らない、集中力ゼロの私 No.370 気管支喘息やアトピーなどで悩んではいませんか
No.367 最近少々ヒステリー気味、放っておいて大丈夫? No.368 社会不安障害(1)・・・上がり症って何? その2
No.365 ストレスから現れる過敏性腸症候群 No.366 若い世代が陥りやすい醜形恐怖について
No.363 落ち込みやイライラ我慢はしないで・・・月経前緊張症(PMS) No.364 慢性頭痛は我慢しないで・・・心身両面からの治療を
No.361 男の子は夢も希望もない? No.362 昼間眠くて・・・そんなことはありませんか

 

370 気管支喘息やアトピーなどで悩んではいませんか

気管支喘息やアトピー、ニキビなどがなかなか改善されず、体質だから仕方がないと諦めてはいませんか。これらの症状は、ストレス反応が体に現れてしまう「ストレス関連疾患」と呼ばれ、心理的ストレスが関係している場合があるそうです。

何らかのストレスが掛かっていても、本人が自覚できていないことが多いので、「つまらないことを気にするなよ」と済ませてしまわず、ストレス源を探し出し、心理ストレスに上手に対応していくことが大切です。また、うつ病や不安障害を改善することによりアトピーや喘息などの症状が緩和されることもあります。

ストレス関連疾患では、心と体の両面から対処していくことが大切です。子どものストレス関連疾患は、虐待や夫婦喧嘩や兄弟間の葛藤などが要因になることがあり、気付いていないストレスを軽くすることで、症状が改善される場合もあります。

専門科の受診で、見えていなかったストレスの原因が見つかることもあります。気になる方は、一度専門科へ相談してはいかがでしょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/05/22

369 新聞の内容が頭に入らない、集中力ゼロの私

「最近、テレビを観ても新聞を読んでも、内容が全然頭に入ってきません。家事にも身が入らず、少しもはかどらなくて落ち込んでしまいます。」 こんな相談がありました。

テレビや新聞の内容が頭に入らない、家事に身が入らない、などといった状態は、身の回りに心配事を抱えている時に起こりがち。夫の借金やギャンブル、浮気、子どもの問題行動などにお悩みではないですか?また、休みもなく家事やパートで身を粉にし、疲労困憊している時にもそんな状態に見舞われることがあります。心配事があれば曖昧にせず、適切に対処し、意識して休息を十分に取ること・・・それがまず大切です。

しかしそれでも状態が改善しないという場合があります。さらに加えて夜眠れない、めまい、頭痛、ふらつきがある、といった身体の症状が重なるようになれば不安障害やうつ病を抱えているケースも考えられます。もしそういった「こころ」の病気が疑われれば、こじらせて治りにくくならないうちに、なるべく早く専門医に相談して下さいね。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/05/22

368 社会不安障害(1)・・・上がり症って何? その2

この記事は、こちらからの続きです。

発表や演奏をドキドキせずに堂々としたいときに効く薬というものはないのでしょうか。

精神安定剤などの服用はあまりお薦めできません。立て板に水のような話し方よりも、とつとつとした話し方の方が、好感がもてる場合もありますよ。ドキドキする人にも味があるものです。また、オリンピックの選手など、試合の前には当然、興奮状態になります。これを薬で抑えてしまっては、平凡な成績しか残せないかもしれません。ドーパミン値が十分に上がり、アドレナリンが全開になっているとき、爆発的な瞬発力が出ます。選手が、「よし、戦うぞ」と興奮状態になることは、全く自然なことです。

では、本当の社会不安障害に対する治療はといえば、薬と暴露反応妨害法という行動療法を併用していきます。「あがり症」は、場面が限定されているのでわかりやすく、治療もシンプルです。ほぼ8割の人が改善するので受診は早いほうがいいです。

症状自体は数ヶ月〜半年でかなり改善し、色々な社会生活が円滑になります。完治には、数年はかかるとみてください。子どもの場合は、3ヶ月から半年の服薬ですみ、治療が終了になることも多くあります。今現在は仮説ですが、神経系の発達が未発達の子どもは、障害のある神経経路を薬剤でブロックしている間に、健康な経路が発達するためではないかと、考えられています。

この記事はこちらに続きます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/04/10

367 最近少々ヒステリー気味、放っておいて大丈夫?

「何だか最近イライラして家族に当たってしまいます。『怒りっぽくなった』と言われて落ち込むこともあります。時間が経てば治るでしょうか。」 こんな相談がありました。

例えば、子どもが全然言うことを聞かなかったり・・・。怒りっぽくなるのは特にそんな時ではありませんか?ことに小さなお子さんの場合はとても大変。言葉もまだよくわからない幼児をしつけていくのですから思い通りに行かない方がむしろ多く、イライラするのも当然です。とはいえそれが嵩じて叱り方が思わずヒステリックになる、という場合は要注意。

こんな点に心当たりはありませんか。子どもを叱る時、必要以上に声を張り上げてしまう。一度でいいのに二度三度とお尻を叩く手が止まらなくなる・・・。この「止まらない感じ」を自覚した時には、実はうつ病や全般性不安障害といった「こころ」の病気を抱えているケースが少なくないのです。さらに、頭痛、不眠、肩こり、めまい等が重なれば、決して放っておかず、早めに専門医にご相談くださいね。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/05/19

366 若い世代が陥りやすい醜形恐怖について

自身の外見を極度に低く評価し、こだわることで日常生活を送ることが困難なる「醜形恐怖」。

身体の障害を訴えるものの、実際は心に原因がある身体表現性障害の一つです。「鼻が曲がっている」「左右の目の大きさが違う」など、欠陥だと思う箇所について執拗に注意を傾けます。その観念にとらわれ、次第に逃れることが難しくなります。極端なケースでは人に会うことが苦痛で引きこもる場合もあります。

どのような人が陥りやすいのでしょうか。 大脳皮質の障害や精神疾患を原因とするほか自分に自信が持てない人などが陥りやすく、男女差はほとんどありません。10〜40代の比較的若い世代に多いようです。

外見への異常な執着を断ち切ることや、醜くないと周囲から否定されても、そのまま受け入れることは簡単ではありません。治療は、薬と精神療法を合わせて対処。初期症状には、衣服などで欠陥だと思う箇所を隠し、劣等感を緩和する場合もあります。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/05/10

365 ストレスから現れる過敏性腸症候群

一日に何度もおなかを下し、電車に乗るのもままならないということはありませんか。 慢性手kな下痢や便秘、ガスを頻繁に催す「過敏性腸症候群」という病気があります。原因が自律神経系にあるため、内視鏡で検査を受けても異常は見つかりません。

なぜ、病気になるのしょうか。胃や腸などの消化器官には多数の神経が分布しています。これらは、脳と密接に関係し、精神的なストレスが消化機能に悪影響を与えることがあります。心に病がある人にも現れやすく、パニック障害の場合は電車内など密室の空間で、社会不安障害なら人前で注目を集めるシーンで症状を催すことが多いようです。若年層の比率が高く、不登校を起こすきっかけにもなります。

治療法はといえば、原因は人それぞれなので、まずはじっくりとカウンセリングを受けて治療することが大切です。症状を放置すると、おなかの痛みに敏感になり、ストレス増加への悪循環につながります。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/04/26

364 慢性頭痛は我慢しないで・・・心身両面からの治療を

慢性頭痛についてお話しましょう。

風邪などの炎症性頭痛と異なる慢性的な痛みには、いくつかの症状があります。偏頭痛は女性に多く、血管が拍動するようにズキンズキンと痛みを感じます。緊張型頭痛は、キューっと締め付けられるような痛みがあります。肩こりがあると、頭皮の筋肉が引っ張られこの頭痛を引き起こしやすくなります。偏頭痛と緊張型頭痛が両方ある場合、混合性頭痛と呼びます。ほか、大後頭神経痛や男性に多い群発頭痛などもあります。いずれも心理的なストレスに関係しやすく、「こころ」の病気がある人に多く見られます。

”慢性の頭痛は、持病だからしょうがない”と、あきらめる人が多いようです。この痛みは、炎症ではないので痛む組織が傷つくことはないですが、頻度や持続時間が長くなることはあります。症状緩和のために市販薬を服用しても、根本の治療にはつながりません。薬と併せて心理療法を行い、心身両面から治療することが大切です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/04/19

363 落ち込みやイライラ我慢はしないで
      ・・・ 月経前緊張症(PMS)

月経前緊張症(PMS)についてお話しましょう。

どのような症状かというと、月経前に起こる気分の落ち込みやイライラなど、身体的、精神的に不快な症状を指します。症状は、更年期障害に似ていますが、のぼせやほてりなどはありません。症状や程度に個人差があり、そのメカニズムは明らかではありません。

治療法はと言えば、以前は、”月経前の不快は当たり前のこと”と考えられ、特に治療することはありませんでした。しかし、女性の社会進出とともに快適に自分らしく生活できるようにと考え方が変化し、改善薬が一般的に使用されるようになりました。

薬を専門医で処方する場合、症状によって薬の内容を変えます。依存を心配する人もいますが、ほとんどありません。症状が重いと、月の半分を不快に過ごす人もいます。また、うつや更年期障害があると、症状が重なり、つらさが増すこともあります。毎日快適に過ごすためいは、我慢をし過ぎないことも大切です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/04/12

362 昼間眠くて・・・そんなことはありませんか

眠くて仕方ない、朝ご主人や子どもを送り出してから、また布団にもぐり込んでしまうということはありませんか。この「過眠」は夜熟睡できないので昼間眠くなってしまうということが原因かもしれません。睡眠時無呼吸症候群などの場合もありますが、うつ病などの心の病気が関連していることもあります。

うつ病では夜熟睡できなかったり、統合失調症では11,12時間寝ないとスッキリしない、適応障害や不安障害では不登校にみられるように嫌なことを避けようとして寝すぎてしまうことがあります。

しかし明け方までゲームなどをしていて、昼と夜が逆転してしまい、昼過ぎまで寝てしまう場合、周りが寝過ぎと誤解してしまうことがあります。また、帰宅の遅いご主人の夜食の後片付けなどで、奥さんの練る時間が深夜になっていることをご主人が知らず、「寝てばかりいる、怠けている」と誤解してしまうケースもあり、きちんと原因を見極めることが大切です。

睡眠時間には個人差がありますが、きちんと寝ているのに昼間眠く、加えて憂鬱や気分が沈んだり疲れやすいなどの症状を感じる場合は、一度専門科を受診してみてはいかがでしょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/05/08

361 男の子は夢も希望もない?

男の子のお祝いは力強く空を泳ぐ鯉のぼりなのに、今時の若い男性は元気がないと言われますね。親世代と違って労働人口が減り、会社勤めでは深夜残業も珍しくありません。あるいは不安定なフリーターになるか、両極端なのが今の若者。どちらも結婚できそうにないし、結婚しても働く女性は家事ができず不安がいっぱい。達成感もなく、夢も希望もなければ元気の出るはずがありませんよね。

親は一流企業に勤めるのがいいという思い込みが捨てられず、そのためには一流大学を目指せと塾に通わせ、思い込みどおりに頑張っていないと「覇気がない」と決めつけてませんか。、他の仕事や生き方もあることを親も勉強しましょう。暮らしに困らなければ、子供がやりたいことを見つけられるまで待ってあげてもいいのでは。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/05/02

 

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