仕事、学業、家庭生活、健康など特定の事柄に対して、誰でも不安を感じたことがあるのではないでしょうか?このような不安や心配があるからこそ、仕事や勉強が進むこともあるかと思います。しかし、このような不安や心配が過剰になったらどうでしょう。
全般性不安障害とは、色々な出来事や活動に対して過剰な不安と心配をもつようになる病気です。このような不安や心配によって、落ち気がなくなったり、疲れやすくなったり、イライラしやすくなったり、筋肉の緊張(肩こり、背中の張りなど)や睡眠障害が引き起こされます。不安は時に、特定の対象が無いまま出現することもあります。
このような過剰な不安や心配が6ヶ月以上続き、その間、起こることのほうが起こらない日よりも多い場合、また、その心配を制御することが難しいと感じるようでしたら、全般性不安障害が疑われます。
不安が極度に高まると、息苦しさ、動悸、「このまま死ぬのではないか」というような恐怖におそわれる不安発作が起こることもあります。息が吸えなくなるような感じが強く、喘ぎ呼吸をするような場合、過呼吸(過喚起)と呼ばれることもあります。
診断基準 全般性不安障害(DSM-W-TR)
- (仕事や学業などの)多数の出来事または活動についての過剰な不安と心配が、少なくとも6ヶ月間、起こる日のほうが起こらない日より多い。
- その人は、その心配を制御することが難しいと感じている。
- 不安と心配は、以下の6つの症状のうち3つ(またはそれ以上)を伴っている。
- 落ち着きのなさ、または緊張感または過敏
- 疲労しやすいこと
- 集中困難、または心が空白となること
- いらだたしさ
- 筋肉の緊張
- 睡眠障害
- 不安または心配が、パニック障害、社会恐怖、強迫性障害、分離不安障害、神経性無食欲症、身体化障害、心気症に関するものではなく、また外傷後ストレス障害の期間中にのみ起こるものではない。
- 不安、心配、または身体症状が、臨床上著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
- 障害は、物質(例:乱用薬物、投薬)または一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものではなく、気分障害、精神病性障害、または広汎性発達障害の期間中にのみ起こるものでもない。
