2005年度第7回 家族会報/定例会報告
日 時:2005年8月7日(日)17:00〜18:00
場 所:ハートクリニックデイケアセンター
今回は、10名のご家族の方にご参加いただきました。人数の関係上、グループを2つに分けることはせず、全員で1つのグループを作りました。また、初めて参加される方もいらっしゃいましたので、前回に引き続き、グループディスカッションの意義などを説明全員で順次、簡単に自己紹介を行った後、現在、困っていることや、他のご家族の方に聞いてみたいことなどを話し合いました。
今回のディスカッションで主に取り上げられたのは、服薬の問題でした。
あるご家族の方は、患者さまに薬が処方されること自体に疑問をお持ちとのことでした。患者さまの状態が、本当に薬が必要な「病気」であるとは考えにくい、と。またあるご家族の方は、患者さまが医師の指示通りの服薬をしていないことに、不安を感じていらっしゃるとのことでした。その患者さまは、薬の作用によって思考が妨げられるような感覚に抵抗を感じて、ご自身で何とかコントロールしようとされているようです。そして、またあるご家族の方は、薬を飲んだことによって、病状が悪くなったように見えてしまう、とのことでした。
活発に意見が交換され、時間が足りないと感じられるほどでしたが、そうした中で実感されたのは、患者さまの病気やその治療について、ご家族の受け止め方には、それぞれに段階がある、ということでした。それは、意見交換の中で、現在は服薬について、ごく当たり前のように患者さまを援助されているご家族の方も、決して治療開始当初から、薬について疑問を持っていなかったわけではない、といった体験談が、複数語られたことや、また、以前は、服薬によって病状が悪化しているように見えていたが、後になって振り返ると、病状の波の激しい時期と薬の調整の時期が重なっただけであったことが見えてきた、との意見が語られたことから感じられたことです。
こころの病気は、身体的な病気に比べ、治療を受ける側にとって、まだまだ不確かな要素が多く、その治療経過についても不安をお持ちになることもあるかと思います。そうした不安をお一人で抱え込まず、同様な経験をされた他のご家族の方との交流の場として、家族教室をご活用頂ければ、と思います。
