こころのはなし

こころの病気に関わるいろいろなお話を紹介します。
「こころの病」についての知識をはじめ、
バラエティに富んだ情報を提供するなど、
患者様はもちろんご家族など皆様との交流を目指すコーナーです。

「適応障害」ってどんな病気?③

うつ病との違い

過剰適応で起こる「うつ病」、適応困難で起こる「適応障害」

うつ病ではストレス因子は問われない

適応障害ではうつ病と似た症状が出るため、うつ病に該当しない程度の「軽いうつ病」だと考えられがち。しかし、発症のしかたが異なります。うつ病では、ストレス因子の関与が特定できない場合が少なくありません。一方、適応障害では、発症に関与したストレス因子が特定でき、診断の必須条件となっています。

適応しようとがんばりすぎてうつ病になる

神経伝達物質は脳内で情報処理を担っており、ある種の神経伝達物質が減少すると気分の落ち込みや意欲低下が生じます。これが誘因となりうつ病の症状が現れることがあります。たとえば仕事熱心な人が「まだ大丈夫」と働きすぎたり、離婚や死別などの状況に「適応しなくては」とがんばりすぎたりすると脳に負担がかかり、ある種の神経伝達物質による神経の伝達が障害され、うつ病を発症すると考えられています。

適応障害

case1

異動で苦手な仕事に・・・適応困難になる

人事部から企画開発部への人事異動があったが、企画の仕事がいやでしかたなく、うまくいかない。将来への不安が強くなり、そのうち吐き気や頭痛が起こるようになっていった。

憂うつな気分
うつ病

case2

仕事も子育ても、とがんばる!過剰適応が負担に……

結婚し、子どもが誕生。仕事も子育ても両立させようと決意。もっと収入を増やさなければと、これまで以上に仕事を詰め込むようになった。まだやれる、大丈夫、とがんばりすぎて休養がとれなくなり、すべてをおっくうに感じ、ある日突然起き上がれなくなった。

憂うつな気分

ストレス因子がなくても発症することもある

はっきりしたストレス因子がなく、前ぶれがなくても、神経伝達物質が減少してうつ病を発症することもある。

※参考文献「『適応障害』って、どんな病気?」ハートクリニック理事長浅井逸郎監修 大和出版

過剰適応で起こる「うつ病」、適応困難で起こる「適応障害」

うつ病ではストレス因子は問われない

適応障害ではうつ病と似た症状が出るため、うつ病に該当しない程度の「軽いうつ病」だと考えられがち。しかし、発症のしかたが異なります。うつ病では、ストレス因子の関与が特定できない場合が少なくありません。一方、適応障害では、発症に関与したストレス因子が特定でき、診断の必須条件となっています。

適応しようとがんばりすぎてうつ病になる

神経伝達物質は脳内で情報処理を担っており、ある種の神経伝達物質が減少すると気分の落ち込みや意欲低下が生じます。これが誘因となりうつ病の症状が現れることがあります。たとえば仕事熱心な人が「まだ大丈夫」と働きすぎたり、離婚や死別などの状況に「適応しなくては」とがんばりすぎたりすると脳に負担がかかり、ある種の神経伝達物質による神経の伝達が障害され、うつ病を発症すると考えられています。

適応障害

case1 異動で苦手な仕事に・・・適応困難になる

人事部から企画開発部への人事異動があったが、企画の仕事がいやでしかたなく、うまくいかない。将来への不安が強くなり、そのうち吐き気や頭痛が起こるようになっていった。

憂うつな気分 うつ病

case2 仕事も子育ても、とがんばる!過剰適応が負担に……

結婚し、子どもが誕生。仕事も子育ても両立させようと決意。もっと収入を増やさなければと、これまで以上に仕事を詰め込むようになった。まだやれる、大丈夫、とがんばりすぎて休養がとれなくなり、すべてをおっくうに感じ、ある日突然起き上がれなくなった。

憂うつな気分

ストレス因子がなくても発症することもある

はっきりしたストレス因子がなく、前ぶれがなくても、神経伝達物質が減少してうつ病を発症することもある。

※参考文献「『適応障害』って、どんな病気?」ハートクリニック理事長浅井逸郎監修 大和出版