こころのはなし

こころの病気に関わるいろいろなお話を紹介します。
「こころの病」についての知識をはじめ、
バラエティに富んだ情報を提供するなど、
患者様はもちろんご家族など皆様との交流を目指すコーナーです。

大切な家族が「適応障害」と診断されたとき読む本⑤

診断後の家族の対応6パターン

本人の精神状態を理解できない

もともと困難に遭遇したときの対処方法が本人とまったく違う。「気にしない」「どうにかできる」と楽観的に考えられるストレス耐性の強いタイプの親御さんやパートナーの場合、助言は本人の心理的負担になりやすい。

発症までをふり返ることで、正しい対応が見えてくる  
アドバイス

親子や夫婦でも考え方が違うと、困難に直面したときの対処法が異なることがあります。「なんでそんなささいなことが気になるの?」と突き放したり、「ほうっておけば治る」と、過信して無関心を通したり。 本人はそれができないから苦しんでいます。無理解な言葉を投げつけられれば、ますます追い詰められてしまうでしょう。助言を苦痛に感じるほど、本人は疲れ切っています。まず本人のつらさに目を向け、寄り添い、休ませることが大切です。

医師からのアドバイス

余裕のなさで文句倍増

パートナーの収入減や精神的不安定さがプレッシャーに。家事がのしかかり、収入を得るためにもっと働かなくてはならなくなる。本人が不調で休んでいるとわかっていても、家にいるあいだは家事をやって欲しいと懇願してしまう。

励ますことで解決しようと試みる
アドバイス

夫婦の場合、一方が適応障害になると、もう一方は負担が増えることで余裕がなくなりイライラしてしまいます。 とくに「男性は女性を守るべき」などの固定観念がある場合、病気を受け入れられず、いら立ちをぶつけやすいので注意が必要です。頭でわかっていても、パートナーの療養が長期にわたると、がまんが限界に達し、家事を頼みたくなるもの。しかし症状をとり除くには、まず休息が大事。本人に家事負担などが加わると、改善を遅らせることになります。医師や周囲の人を頼り、社会制度も活用して、ケアするご自身が余裕をもてるようにしていきましょう。

医師からのアドバイス

※参考文献「大切な家族が「適応障害」と診断されたとき読む本」ハートクリニック理事長浅井逸郎監修 大和出版

診断後の家族の対応6パターン

心配しすぎる

本人の精神状態を理解できない

もともと困難に遭遇したときの対処方法が本人とまったく違う。「気にしない」「どうにかできる」と楽観的に考えられるストレス耐性の強いタイプの親御さんやパートナーの場合、助言は本人の心理的負担になりやすい。

発症までをふり返ることで、正しい対応が見えてくる  
アドバイス
医師からのアドバイス

親子や夫婦でも考え方が違うと、困難に直面したときの対処法が異なることがあります。「なんでそんなささいなことが気になるの?」と突き放したり、「ほうっておけば治る」と、過信して無関心を通したり。 本人はそれができないから苦しんでいます。無理解な言葉を投げつけられれば、ますます追い詰められてしまうでしょう。助言を苦痛に感じるほど、本人は疲れ切っています。まず本人のつらさに目を向け、寄り添い、休ませることが大切です。

性急すぎる

余裕のなさで文句倍増

パートナーの収入減や精神的不安定さがプレッシャーに。家事がのしかかり、収入を得るためにもっと働かなくてはならなくなる。本人が不調で休んでいるとわかっていても、家にいるあいだは家事をやって欲しいと懇願してしまう。

励ますことで解決しようと試みる
アドバイス
医師からのアドバイス

夫婦の場合、一方が適応障害になると、もう一方は負担が増えることで余裕がなくなりイライラしてしまいます。 とくに「男性は女性を守るべき」などの固定観念がある場合、病気を受け入れられず、いら立ちをぶつけやすいので注意が必要です。頭でわかっていても、パートナーの療養が長期にわたると、がまんが限界に達し、家事を頼みたくなるもの。しかし症状をとり除くには、まず休息が大事。本人に家事負担などが加わると、改善を遅らせることになります。医師や周囲の人を頼り、社会制度も活用して、ケアするご自身が余裕をもてるようにしていきましょう。

※参考文献「大切な家族が「適応障害」と診断されたとき読む本」ハートクリニック理事長浅井逸郎監修 大和出版