こころのはなし

こころの病気に関わるいろいろなお話を紹介します。
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大切な家族が「適応障害」と診断されたとき読む本⑨

重症度は4段階に分かれる。治療の中心は薬物&精神療法

どの段階でも、上手に薬を使いながら日常生活を妨げている症状をなくしたほうがスムーズに治療が進むことが多いものです。薬で表立った症状が消えてきたら、問題解決療法などの精神療法にとり組んで行きます。

重症度と治療法

Level3〜4にある場合は、休息と薬物療法、またほかの病気を検討・治療することでLevel1〜2まで引き下げることを目標とする。

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※参考文献「大切な家族が「適応障害」と診断されたとき読む本」ハートクリニック理事長浅井逸郎監修 大和出版

重症度は4段階に分かれる。治療の中心は薬物&精神療法

どの段階でも、上手に薬を使いながら日常生活を妨げている症状をなくしたほうがスムーズに治療が進むことが多いものです。薬で表立った症状が消えてきたら、問題解決療法などの精神療法にとり組んで行きます。

重症度と治療法 レベル1

診断後、すぐに自分のストレス因子とストレスコーピングの失敗を自覚できる。1~2回の治療で、日常生活に戻っていける。

通院治療
症状が軽く、通勤・通学が可能なら通院での治療。

薬物療法
症状によっては薬を使用することもある。

精神療法
症状がおさまったら、認知行動療法や問題解決療法にとり組む。

レベル2

休職などでストレスのある環境・状況から離れたうえで症状を薬で改善。ほかの病気との重なりはなく、治療1〜2ヶ月で精神療法にとり組める

休職&通院治療
ストレスのある環境から離れるために休職も。

薬物療法
薬を使用すると、スムーズに改善していくことが多い。

精神療法
ストレス因子が自覚できるようになってからとり組む。

レベル3

薬を使っても症状が改善しなかったり、逆に症状が悪化していったりする。ストレス因子のある環境・状況から離れられない。ストレス因子の存在を否認することも。

休職、異動&通院・入院治療
ストレス因子から離れるために休職や異動、転職を視野に入れることも。

薬物療法
症状が改善されないなら、治療を見直し薬を変える。

併存病の治療
診断の誤りや、ほかに精神障害の重なりがないか検討する。

Level3〜4にある場合は、休息と薬物療法、またほかの病気を検討・治療することでLevel1〜2まで引き下げることを目標とする。

レベル4

希死念慮をにおわせる言動が見られ、薬をやめてしまったり、アルコールや睡眠導入剤を摂取していたりする。目を離すことができないような状態。

休職&入院治療
自殺企図が見られる場合は、一時的に入院させる。

薬物療法
医師の管理のもとで薬を使って心身を休ませる。

※参考文献「大切な家族が「適応障害」と診断されたとき読む本」ハートクリニック理事長浅井逸郎監修 大和出版